川ガキたちの歓声 狛江水辺の楽校

自然体験教室 森は園児たちの「テーマパーク」

 梅雨空を吹き飛ばすような、子どもたちの元気な声が響き渡った。
 6月13日。狛江水辺の楽校で市立駄倉保育園の「多摩川の自然体験教室」があった。保育園や小学校からの依頼で開くこの教室は、楽校の活動の3本柱の一つ。駄倉保育園は2008年からほぼ毎年参加。この日は年長クラス「さくら組」の25人が、おそろいの青い帽子をかぶってやって来た。
 案内したのは楽校の市民事務局長で、「竹ジイ」こと竹本久志さん(73)と、市民ボランティアの田村泉さん(71)。クルミ村の広場を出発し、ヤンマ池周辺の約500メートルを散策した。
 竹本さんが早速「みんな集まってごらん」と呼びかける。キショウブを手に取り、葉を巻いて巣にしているカバキコマチグモについて説明。「この中にたくさん卵を産む。母さんグモは、赤ちゃんグモに自分の体を捧げて食べさせる。すごい母性本能だね」と親子の情愛や命について触れる。
 この後も、昆虫や植物を見つけるたびにクイズやジェスチャーなどを交え、子どもたちの好奇心をかきたてる。鎮静効果もあるイタドリを示し、「葉っぱで10円玉を磨くとピカピカになるよ」。藪周りに生えるヤブガラシ。蜜腺があるオレンジ色の花粒を吸い、「甘い!」。
 小川ではザリガニを捕獲。「ハサミがある生き物は必ず背中を持つの」と教えると、子どもたちが「触らして」「持ちたい」と駆け寄る。
 ヨモギの茎の白い泡にはシロオビアワフキがいた。「蝉の仲間で、お尻から泡を出して住んでいるよ」。竹本さんが話すと幼虫が動き出し、子どもたちが目を丸くしながら姿を追っていた。
 最後に、柳のブランコやハンモック、木登りに子どもたちは歓声を上げた。1時間余りの体験に「みんな楽しかった」と笑顔で口をそろえた。
 西﨑律子園長はこう言う。「身近な多摩川の自然は子どもたちのテーマパーク。のびのびと遊び、発見や驚きに目を輝かせている。とてもいい経験になっています」

佐藤清孝(元新聞記者)


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社会風刺コント集団 ザ・ニュースペーパーLIVE2025

 政治、経済、事件、芸能…タイムリーな社会問題を「笑いと批判」に変える、ザ・ニュースペーパーのライブでしか見られないコントをお楽しみください!

日程

7月26日(土曜日)

時間
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  • 午後5時30分開演(4時45分開場)
出演

ザ・ニュースペーパー

共催

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ゲスト

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曲目

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チケット(発売中)

全席指定 4,000円
※未就学児不可

問い合わせ

一般財団法人狛江市文化振興事業団 電話(3430)4106(火曜日休館)(インターネット予約


FC東京×むいから民家園 むいから枝豆収穫祭

 古民家園(むいから民家園)では、園内の畑を活用して、FC東京のコミュニティジェネレーター・石川直宏さんと一緒に、枝豆作りに取り組んでいます。5月上旬に地域の子どもたちと植え付け、順調に生育した枝豆の収穫を行うに当たり、枝豆を楽しむイベントを開催します。
※開園時間を午後8時まで延長します。

日程

7月27日(日曜日)午後5時30分~7時30分(荒天中止)

内容

  • 取れたての枝豆をかまどでゆでて振る舞います。
    ※先着順、無くなり次第終了
  • 枝豆にぴったりの飲料等を提供
  • FC東京×むいから民家園PRブース(本取り組みやFC東京の社会連携活動等をパネル展示)
  • 子どものお楽しみブース(ヨーヨー釣りや水鉄砲等)

会場・問い合わせ

みんなのむいから民家園事業実行委員会事務局(むいから民家園) 電話(3489)8981


かわせみコンサート 第311回

日程

7月27日(日曜日)午後2時~3時30分(1時30分開場)

出演

B.L.T.JR JAZZ ORCHESTRA

会場

谷戸橋地区センター

問い合わせ

地域活性課コミュニティ文化係