令和7年5月15日号8面(1414号)
〝川ガキ〟たちの歓声 狛江水辺の楽校
25年目も気負わず黙々と
「ただいまより令和7年度の狛江水辺の楽校を開校します」
4月6日。楽校入り口のクルミ広場の前に市民ボランティアら20人が集合。内田陽樹君(12)と山本航也君(12)が、はにかみながら開校を宣言しテープカットすると、拍手がわいた。2001年4月に楽校が開校してから、今年で25年目の活動がスタートした。
内田君と山本君は、市立狛江第二中学校に入学したばかり。小学5年から毎週日曜の楽校の清掃活動に参加している内田君が昨年、仲良しの山本君を誘い、〝楽園〟を駆け回っている。
式の後、ヤンマ池に架けた丸木橋の渡り初めに向かう途中、楽校の市民事務局長・竹本久志さん(73)が、オニグルミの枝に「猿の顔」が出ていることを教えてくれた。
春を待つ新芽は、葉が落ちた痕の「葉痕」が、樹木によって羊やコウモリなど様々な表情をつくる。竹本さんは「冬の散策が楽しくなります」。
丸木橋は長さ10㍍ほど。市民ボランティアらが、柳の枝や流木を使って製作に汗を流した。ただ、渡り始めると真ん中付近で水に沈んでしまい、実用には改良が必要だ。
それでも、山本君がロープをつたい、渡り切った後、狛江在住で私立小学校教諭の杉見朝香さん(49)も果敢に挑戦。悲鳴を上げながらも無事に渡り切ると、拍手が起きた。杉見さんは3年前から楽校の活動に参加。快活で、「水に落ちてもいいかなと思った」。
丸木橋は、自然体験教室での活用に向け、子どもたちが安心して渡れるように修復予定だ。
後半は、運営協議会会長で、野草に詳しい野口昌男さん(82)の案内でヤンマ池から散策。
小林弥栄子さん(82)がノビルを見つけた。鱗茎は味噌をつけて食べると美味だが、「私は甘酢漬けにします」。竹本さんが「土筆があった」と指さすと、1本だけかわいい顔をのぞかせていた。
クルミ広場に戻って竹本さんが24年度の活動を報告。25年度の活動予定計画を伝えた。
日曜日の活動に集うのは毎回約20人。かつての〝川ガキ〟たちは、気負わず黙々と楽校を支えている。
佐藤清孝(元新聞記者)
新しい「絵手紙散策マップ」の配布とスタンプラリーを実施します
「絵手紙散策マップ」を5年ぶりに刷新します。スタンプラリーも小池邦夫さんの絵手紙をデザインしたスタンプに変更します。
スタンプをすべて集めた方には、記念品を差し上げます。
日程
5月21日(水曜日)から
配布・スタンプ設置場所
市役所2階地域活性課、西河原公民館、エコルマホール5階事務室、野川地域センター、上和泉地域センター、岩戸地域センター、南部地域センター
記念品受取場所
市役所2階地域活性課
※記念品は、無くなり次第終了。
絵手紙展示も同時開催
スタンプを楽しく集めてもらうため、地域センターで絵手紙展示を行います。
日程
5月21日(水曜日)~28日(水曜日)
会場
野川地域センター、上和泉地域センター、岩戸地域センター、南部地域センター
問い合わせ
地域活性課コミュニティ文化係
絵手紙デザインを使ったお菓子や飲料の商品が販売されます
観光協会推奨商品を販売している一部の店舗から小池邦夫さんの絵手紙のデザインを使った商品が販売されます。
販売日
5月22日(木曜日)から
販売商品
- 絵手紙デザインどらやき(凮月堂)
- 絵手紙デザイン焼きドーナツ(セジュール)
- 絵手紙デザインビール(籠屋)
- 絵手紙デザインコーヒードリップバッグ(K.Base)
問い合わせ
地域活性課コミュニティ文化係