令和7年度 第1回狛江市男女共同参画推進委員会会議録(令和7年6月20日開催)
1 日時 |
令和7年6月20日(金曜日) 午後7時00分~8時35分 |
2 場所 |
防災センター3階 301会議室、web上 |
3 出席者 |
委員:石黑昌和、山崎 潤子、関宏子、梅津正則、山口里子、飯田友希、後藤文乃 |
4 欠席者 |
後藤理恵 |
5 議題 |
(1)委嘱状の交付、諮問について等 (2)配布資料の確認等について 2. 議題 (1)令和7年度狛江市男女共同参画推進委員会の進め方について (2)男女共同参画推進計画について (3)男女共同参画週間パネル展について (4)令和7・8年度の重点テーマについて (5)男女共同参画推進フォーラムについて (6)令和7年度の視察先について 3. その他 |
6 提出資料 |
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7 会議の結果1.開会(1)事務局職員の紹介 (2)委嘱状の交付について -委嘱状 机上配布- ・各委員より自己紹介 (3)委員長・副委員長の選出について ・狛江市男女共同参画推進委員会運営規則第4条第1項に基づき、委員長・副委員長は委員の互選により、委員長に石黑委員、副委員長に山崎委員に決定。 ・諮問について -事務局より説明- (4)委員会の運営について ・委員の欠員2名について早めに決定する。 ・委員会は、市長の附属機関として設置されており、市長の諮問に応じ調査審議し提言することとなっている。 ・本委員会は、非公開と決定した場合を除き原則公開とする。非公開と決定した場合はその理由を公表する。 ・会議録については、要点筆記とし、全委員の確認をいただいた後、市ホームページで公表する。 -会議録について各委員了承-
2.議題(1)令和7年度狛江市男女共同参画推進委員会の進め方について -資料1を基に事務局より説明- ・所掌事務、具体的な所掌事項、委員構成、令和7年度委員会等開催予定について
(2)男女共同参画推進計画について -資料2を基に事務局より説明-
(3)男女共同参画週間パネル展について -男女共同参画週間について・資料3について事務局より説明- (委員長)パネル展への来場者の状況はいかがか。 (事務局)チラシや物品の配布もあり、比較的多くの方に御来場いただいている。
(4)令和7・8年度の重点テーマについて (委員長)今期の重点テーマについて、過去のテーマや資料を参考に提案があればお願いしたい。 (副委員)男性が家事や介護を手伝う意識は当たり前にあると思うが、もう一歩踏み込んだ理解がまだまだ足りていないと感じており、「より理解を深める」というようなテーマが良いと思う。 (委員)前回のテーマが「常識をアップデートしよう!」であった。女性の地位向上に向けて認識を常にアップデートしていくことだと思っている。男女の違い、平等と公平の違いというが、男女の違いを埋めて初めて平等になると思う。家事を手伝うのではなく、当たり前にできる世の中になってほしい。自分で考えて、いちいち聞かないでほしい、というイライラや、ワンオペの育児時間の長さなどで女性の不満が募る。どうすれば前進できるのか難しくモヤモヤしている。 (委員)計画の中で「ワーク」でなく「ライフ」が先にくる、「ライフ・ワーク・バランス」への変更については、情報誌を作っていく中で啓発するのに良いトピックだと感じた。同時に、パネル展の残業に対する理解の違い、意識の違いは「ライフ・ワーク・バランス」を語るうえで面白い視点だと感じた。子育てをしていてもしていなくてもライフとワークのバランスに感心を持っている市民の方は多いと思うし、「ワーク」が長すぎて、「ライフ」のことが考えられず、子育てに踏み出せない方も多いと思う。また、「ワーク」が忙しすぎてお子さんとの関わりの時間が持てないことに感心を持っている方もいると思う。そういったところを取り上げられたら面白いと思う。「定時に帰る」ことについては、仕事をマネージメントしている管理職の方々の意識を変えていくことも情報誌の中で伝えていくことが大切だと感じた。 (委員)資料の中の「R」という和暦表記について、世界で共通する共通暦表記が分かりやすいと思う。昨年までの重点テーマの「常識をアップデートしよう!」について、「常識」とあるが、例えば「男が社会・女が家庭の常識」などと考えてしまうことがある。私たちは自分自身で人生を生き、生活するものと考えるため、「常識」という言葉でなく、 「思考」や「歴史」などという方が適していると思った。 また、「男女」という言葉についても、セクシュアルマイノリティの方たちが入っていない言葉である。体も含め、男女の性別だけでない、社会的文化的に形成された性別の区分として「ジェンダー」としている。無意識の様々な差別で、言葉を変えることから始めた方がよいと思う。 また、計画の用語解説の中で、セクシュアルマイノリティのLGBTQの用語解説について、LGBTQのQは「クエスチョニング」ではなく、基の言葉は「クィア」。「クィア」は、「変態」というような差別的な意味の言葉。けれど、歴史の中で常識的な言葉を決めつけず、自分たちはこうして多様な「性」と「生」を自分らしく肯定的な意味で使う。そして世界の様々な人々も考えて使っている。 (委員長)重点テーマを決定し、テーマに基づき2年間活動をしていく予定である。男女共同参画推進計画が今年度からスタートであるため、計画の12ページの重要施策や16ページの計画ビジョンなども参考に意見を出していただきたい。 (委員)計画について、平成31年度比でみると、実効性が出ている。意識としては、思っているよりは高いように感じている。取組の成果も出ていると感じるので、昨年度の提言にある「アンコンシャスバイアス(無意識の思い込み・偏見)に気づく」や、男性の意識を変えていくという意味で「身近なところから行動する」など、良い言葉がたくさん出ている。去年までの活動がベースとしてあるので、これをベースに、必要なものを加えて新しいテーマとしても良いと思った。 (委員)当事者として思うこととしては、男性側(パパ)の意識はかなり高いと感じている。子どもの送り迎え等はパパが多く、夕方のお迎えにスーツ姿のパパの姿が多い状況があると感じている。小学生の兄弟のいるママに聞くと、この数年でパパの当事者意識が上がっていると感じる。しっかり頑張っているパパたちがたくさんいる。 パネル展について、市役所のパネル展を見られる人がどのくらいいるのか疑問。こういった内容をLINEで流すなどして、届けたい層に流してはどうか。当事者の意識は高くなっているが、出生率が下がっているなど、当事者が減っていることから、いつまでも男性の意識が低いように感じられてしまっている。当事者の意識は高いが、例えば管理職の方の育休への意識が低かったり、当事者を取り巻く外堀に悪しき風習が残っているように思える。それを見ている若い人には、子どもを持つと大変そうだと映ってしまうところがあるかもしれない。例えばパパママ学級について言えば、ママ学級は平日なのに、パパ学級は土日である。働く妊婦さんも多いのに、なぜママ学級は平日だけなのか疑問に思うこともある。子どもの健診が平日に設定されていることについても、仕事を休んで参加する前提があると感じる。ここ数年でいうと、育児に関わる当事者意識は、男性も女性もそんなに差はないと感じている。意識を変えるというと、単純な接触回数が意識を変えることに有効と感じるため、資料3の情報などを公式LINE等で配信できれば、少しずつ意識を変えていくことができるのではないかと思う。 (委員長)これまでの意見も踏まえ、委員会の重点テーマについて、7月6日(日)までに箇条書きで構わないので、事務局までお寄せいただき、第2回の委員会で決定したいと思う。 (委員)次回の委員会は9月4日開催で良いのか。 (委員長)開始時間は何時がよいか。 (委員)午後7時開始がよい。 (委員長)次回は9月4日午後7時とさせていただく。
(5)令和5年度男女共同参画推進フォーラムについて -資料5、参考資料2を基に事務局より説明- (委員長)重点テーマに沿ったテーマでフォーラムができると良いと思う。こんなテーマでこんな方がいるよというような提案があれば共有したい。 (委員)この委員会に関わった当初から、「男女共同参画」は古いイメージを持っているが、「ジェンダー平等」、「SDGs」と言う割には皆さん知らない。資料の他の自治体が実施したテーマの中では、台東区の「ジェンダー平等とSDGs」というタイトルが良いと思った。西暦表記にしても男女平等にしても日本の元々の部分が古い。今年のジェンダー指数についても日本は先進国の中で下がっている。何年経っても状況は変わっていないし、重大な意思決定の場に女性が少ないから変わらないと感じる。子育てについても今現役で子育てをしている夫婦の方たちは進んでいると思うが、そうでないパネル展の内容を届けたい人たちはまだたくさんいる。現役で子育てをしている人はごく少数で、日本の社会全体ではまだまだパーセンテージが低く、少子化も加速している。結婚して子どもが生まれることをマイナスにイメージすることが多いと感じてしまう。その辺りの部分を世界で通用するものに変えていかなければいけないと思う。 講師について「SDGs」で調べてみたところ、「田瀬和夫さん」という方のYouTube等でのお話を聞き、男性に淡々とジェンダー平等のお話をしていただけると良いと思った。 (委員長)フォーラムは何人くらいを対象にするのか。 (事務局)80~100人弱になる。 (委員)重点テーマとフォーラムのターゲット層はどこなのか。そこを決めると検討しやすい。 (副委員長)毎回若い人、若い男性に来てもらえると委員会としては嬉しい。子育て世代や若いパパなど。 (委員)若い方も良いが、頭の固い方たちにも幅広く聞いてもらいたい。 (委員)対象を絞るのが難しければ、テーマを絞ってはどうか。「子育て」という キーワードが出ている。「子育てをしやすい社会を作る」などであれば、当事者も興味があるだろうし、そういう社会を作ろうと思おうとしている当事者以外の方の興味も出てくる。 (委員)周りの協力、手助けで子育てもずいぶん楽になる。 (委員)狛江は「子育てしやすい街」というイメージがある。子育て世代になって狛江に帰ってくる友人もいるので、そういった層を取り込んでいければと思う。 (委員)みんなで子育てできることは「ジェンダー平等」に関わってくる。「ジェンダー平等」から子育てに繋げていくのも良いかもしれない。 (委員長)重点テーマと合わせ、フォーラムや講師の選定も含めて7月6日までに事務局へ御意見をいただきたい。
(6)視察先について -資料6、参考資料1及び参考資料を基に事務局より説明- (委員長)女性活躍大賞の資料から行きたい所をピックアップすることでいかがか。 (委員)何もないところから視察先を探すことは難しいため、冊子から選ぶ方が選定しやすい。 (委員)個人的には「女性リーダー育成の取組を加速」というタイトルのある株式会社朝日新聞社がよいと思った。 (委員長)7月6日までに近郊で視察先の候補を事務局まで挙げていただきたい。
3.その他について ・次回(第2回)委員会は、9月4日(木)午後7時開始。 ・7月6日(日)までに以下3点について御意見を事務局までお寄せください。 ①今期の重点テーマについて ②フォーラムの実施内容(対象・テーマ・講師)について ③今年度の視察先について
-閉会-
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