消費生活センターから138(1269号8面)
相談事例
スマートフォンでSNS(交流サイト)を見ていたときに、ブランドのバッグが半額との広告が表示されました。興味があったのでサイトにアクセスして、クレジットカード決済で申し込みました。
3日前に海外から商品が届きましたが、縫製が雑で明らかに偽物と分かる商品でした。
サイト事業者に何度もメールしましたが、返信はありません。サイトに事業者の住所や電話番号の記載がなく、連絡が取れません。届いた商品を返品して、解約したいです。
アドバイス
インターネット通販で申し込んだ商品が模倣品だった、商品が届かない等の相談が多く寄せられています。事業者に商品の交換や返金を求めても、対応されないケースが多数見受けられます。
相談者にはクレジットカード会社にカード決済の取り消しが可能か相談することや、カードの悪用が心配であれば、カード番号の変更を検討するよう助言しました。
また、商品が模倣品であった場合、海外の事業者に返送することは、購入者が関税法で禁止されている模倣品の輸出に問われる可能性があることを情報提供しました。
模倣品を販売するサイトの特徴として、主に以下の点が挙げられます。
- サイトに正確な運営情報(事業者の名称・住所・電話番号等)の記載がない。
- ブランド品の価格が正規販売店の価格よりも大幅に値引きされている。
- サイトの日本語の表現が不自然である。
消費者庁ホームページで模倣品の販売が確認された(または強く疑われる)海外ウェブサイトを公表しています。
心配なことがあれば、消費生活センターへ。
〔問い合わせ〕地域活性課地域振興係
登録日: 2019年4月23日 /
更新日: 2019年4月23日