川ガキたちの歓声 狛江水辺の楽校

〝天敵〟退治に親子ら奮闘

 梅雨明け前の7月5日。狛江水辺の楽校で特定外来生物・アレチウリの駆除を体験する催しがあった。
 アレチウリはツル性植物。爆発的な繁殖力で河原を覆い尽くし、高木にも巻き付きながら枯らしてしまう。多摩川の自然を壊すいわば「天敵」だ。生態系を守ろうと狛江市が年2回、市民の参加を募り主催している。
 今回は小学生6人と保護者ら計12人が参加。楽校の市民ボランティアら8人も駆けつけた。初めにクルミ村の広場で、市職員がアレチウリの繁殖力の凄まじさを説明。「枝1本から500個の種をつける。来年は500本に増えているかも」と危機感を訴えた。
 楽校の市民事務局長・竹本久志さん(73)の案内で、「オギの路」のそばへ。辺り一面にびっしりとアレチウリが繁茂。竹本さんが「できるだけ根元から抜いてほしい。根元が残っているとまた生えてくるから」と呼びかけた。
 軍手をつけた子どもたちも早速、1~2㍍ほどに伸びたツルを「ヨイショ」と懸命に引き抜いた。この日は、うだるような暑さ。吹き出る汗を拭きながら、親子らで抜いた根をごみ袋に入れる作業を続けた。
 30分で約40㌔が積み上げられた。その場で天日にさらして枯死させるという。狛江第三小学校1年伊関俊太君(6)は「根っこを抜くのが大変だった」。
 この後、親子らは近くの「化石島」で、魚を網ですくう「ガサガサ体験」を楽しんだ。
 楽校エリアの中央を貫く「オギの路」周辺はかつて、河原一帯に白い穂が波打ち、多摩川の秋の風物詩だった。が、今その面影はない。竹本さんは「アレチウリの侵食が一因」と推測する。
 楽校では、ほぼ全域にアレチウリが繁茂。種が飛び散る前の6月~9月、市民ボランティアらが毎週日曜日の清掃活動の傍ら駆除に汗を流している。
 隣の調布市は年に2回、一般社団法人の主催で、京王電鉄や地元の企業などが協賛し、駆除活動を実施。世田谷区も、下流域で市民団体の主体で駆除に取り組む。
 だが、駆除は一筋縄ではいかない。台風シーズンになると、増水に伴って上流から種子が流れ拡散する。竹本さんは「多摩川流域の自治体が連携し、上下流・左右岸で除去に乗り出してくれれば」と願っている。

佐藤清孝(元新聞記者)

 

エコルマホール主催公演

開館30周年記念企画 ~ベートーヴェンをたたえて ミサ・ソレムニス~

日程

11月24日(休日)午後3時開演(2時15分開場)
※2時40分から指揮者によるプレトークあり。

出演

山田和樹(指揮)、田崎尚美(ソプラノ)、小泉詠子(メゾ・ソプラノ)、小堀勇介(テノール)、加藤宏隆(バス)、東京混声合唱団(合唱)、横浜シンフォニエッタ(管弦楽)

曲目

ミサ・ソレムニス

チケット(発売中)

全席指定
一般7,700円 大学生以下3,000円
※未就学児不可

エコルマホールHP

 

みんなのむいから夏祭り~盆踊りと怪談の夕べ~

日程

8月23日(土曜日)午後4時30分~7時30分(荒天中止)

内容

  • 定番のこまえ音頭、東京音頭に加え、みんなでultra soulを踊ろう。
  • 母屋では怪談師による怪談や和太鼓の体験などを行います。
  • 園庭では、スーパーボールすくい、イナバルーン(バルーンアート)、かき氷・こません(ソースせんべい)・ビール・ソフトドリンク・おつまみ類などの販売あり。

※浴衣で来園された方には特典あり(無くなり次第終了)。

出演

花柳小春乃先生社中の皆さん(踊り指導)、伊ヶ崎滉(和太鼓奏者)、いたこ28号・北極ジロ(怪談師)

会場・問い合わせ

みんなのむいから民家園事業実行委員会(むいから民家園) 電話(3489)8981(開園時間午前9時30分~午後4時30分、月曜日休園)

 

「音楽の街-狛江」イベントコーナー

第314回かわせみコンサート

日程

9月7日(日曜日)午後2時~3時30分(1時30分開場)

会場

谷戸橋地区センター

出演

The Silver Eagles8(Country&Western)、小川Hawaiian(HAWAIIAN)

問い合わせ

地域活性課コミュニティ文化係

 

おんまちラボ SEASON5~管楽器の魅力~第1回「管楽器総論」

日程

9月25日(木曜日)午後7時~8時

受付

午後6時30分から

会場

エコルマホール6階展示・多目的室

対象

市内在住・在学・在勤の方

定員

先着50人(要予約)

内容

管楽器の解説と演奏

講師

加藤新平さん(作曲家)

費用

500円

申し込み・問い合わせ

8月15日(金曜日)午前9時から、音楽の街-狛江エコルマ企画委員会事務局(一般財団法人狛江市文化振興事業団) 電話(3430)4106(火曜日休館)へ。